dirtypoetix’s diary

ダーティー・ポエティクスの、ダーティーなポエティクス

ご挨拶

みなさんこんにちは。Dirty Poetixの佐藤剛寿です。

久しぶりにブログを書きますが、大事なお知らせです。

僕個人として、4月24日の天空劇場ライブを最後に、Dirty Poetixとしての演奏活動をしばらくお休みすることにしました。

 

僕は小さい頃から歌うことが大好きでした。それから楽器を練習したり、友達と合わせたり、曲を作ったり、アレンジしたりするようになって、音楽は僕の生活になりました。

専門学校に入ってからはアレンジと作曲を学び、そこでDirty Poetixオリジナルメンバーの松本草史と出会いました。共通のジャンルに興味があったことから、話をしたり、曲を作ったりしていました。

本格的にDirty Poetixとして活動をスタートしたのは2016年のことです。初めは二人だけでの活動でしたが、いろいろなつながりから仲間やファンの方達に助けられてここまでやってきました。ジョシュア・オチョアと出会ってエレクトリックなサウンドを作ったり、今は正メンバーになったバッスンや、サポートの柳川や樋口とともに、求めていたバンドサウンドを作ったり。様々な変化をしてきた中、いつも変わらず支えて応援してくれるみなさんには本当に感謝しています。

2017年の終わり頃からでしょうか。バッスンや柳川と演奏できるようになって、演奏がどんどん充実していく一方で、僕は少しずつ違和感を感じ始めていました。このまま活動を続けていていいのか?僕はステージに立つタイプの人間なのだろうか?そしてその違和感は時間が経つごとに増していきました。

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中学生の時、美術の先生だったと思うのですが、彼が僕にぼそっと伝えてくれたことを思い出します。特にたくさん会話をした先生ではないのですが、生徒のことをよく見ていた人だったようです。
二年生の文化祭の演劇で、僕はBGMを担当していました。裏方の仕事で、当時は音楽の種類をたくさん知っていたわけではないのですが、選んだ曲が劇の内容と合っていると体育館が盛り上がって、嬉しかったのを覚えています。
三年生の時はステージに立ってみんなと歌を歌いました。たくさん練習していたので、終わったあとは達成感があったのですが、その先生が一言、終演後に言ったのです。「佐藤君は去年の方がよかったよ」

その時は、ステージが楽しかったことから、なぜそう言われたのかよくわかりませんでしたが、そのことはずっと心に残っていました。

 

2018年の晩夏に僕はニューヨークを訪ねていました。その年の7月からNYVCというヴォーカル・スタジオで、尊敬するジャスティン・ストーニーから、先生になるためのトレーニングを受けており、そのコースの最後を現地で迎えるためでした(途中まではスカイプで受けていた)。修了してから少しずつ生徒さんを教えるようになって、同じ歌や音楽の活動でも、こういった形で人に貢献できるのだなと、いいフィーリングがあったことは新たな気付きでした。

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本当のところ、この違和感が本物なのかどうかは正直よくわかりません。一度グループと距離を置くことで、自分は何なのか、よく見つめ直したいと思っています。支えてくださっているみなさんには申し訳ない気持ちもありますが、ご理解いただけると嬉しいです。これからもどうかDirty Poetixをよろしくお願い致します。

4月24日は、Dirty Poetixを応援してくださるみなさんのために、思い切り演奏します。絶対に来てください!

 

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2019年4月24日(水)

Dirty Poetix 3年間のすべて見せますライブ @ 天空劇

開場 19:00 開演 19:30

足立区千住1-4-1 東京芸術センター21階

入場無料