dirtypoetix’s diary

ダーティー・ポエティクスの、ダーティーなポエティクス

ベートーヴェンとツイッター

こんにちは!梨とスイカを食べ過ぎて

おなかをこわしたタカです!

 

みなさんツイッターは使ってますか?

ダーティー・ポエティクスもそれぞれ使ってますよ。

 

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最近プロフィールを更新しまして、

ベートーヴェンからDr. Dreまで愛する音楽家」

というのを新たに追加しました。

 

これには、一番真面目な音楽から、一番不良の音楽まで大好きです、

という意味が込められています。

今は主にアフリカ系アメリカ人の音楽や、中南米の音楽を探求している僕ですが、

学生時代は吹奏楽部で、クラシックが入り口で音楽を始めました。

 

そんなわけで今日は少し、ベートーヴェンについて書いてみたいと思います。

 

ベートーヴェンというとみなさん何を思い浮かべますか?

知っている方は、お気に入りの曲が浮かぶかと思いますが、

多くの人は音楽の教室にあった、けわしい表情の肖像画

思い浮かべるのではないでしょうか?

 

実際ベートーヴェンの曲は結構気難しかったりします笑

それでもね、やっぱりベートーヴェンはすごいんですよ。

言葉では伝えづらいので、今日は、みなさん絶対聞いたことがある、

「喜びの歌」の動画を紹介します。

 

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の公式動画があったので

まずはこちらを。1:36くらいから歌が始まります。

 

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ベートーヴェンのなにがすごいかっていうと、

これだけ馴染みやすい主題(メロディ)を書けて、

なおかつ、メロディ以外の楽器のパートも

ただの伴奏にならず、息吹がこもっていることです。

全体で演奏するとそれはまるで宇宙です。

 

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これはリッカルド・ムーティ指揮、シカゴ交響楽団による全曲演奏。

この曲は歌の部分が有名ですが、それは第4楽章で、

その前の3楽章は歌がないんです。だから歌の人たちはその間ずっと待ってます。

つらい...

 

注意:ここからちょっとマニアックな話です

 

第2楽章が19:40くらいから始まるのですが、ティンパニに注目してみましょう。

ティンパニという楽器は2対や3対の太鼓で演奏されることが多いのですが、

それぞれに音程が割り振られています。

ティンパニに音程があることを知らない人も意外と多い!)

 

この曲はニ短調で、「レの音が中心の、暗めの音階の曲」という意味です。

この場合、ティンパニの音は普通、中心の「レ」と、中間の「ラ」の音に

それぞれの太鼓をチューニングするのですが...

ここでベートーヴェンは何の音を指定したと思いますか?

 

それは「ファ」とその1オクターブ下の「ファ」なんです!

通常あり得ないチューニングをさせた狙いは見事的中して、

曲中で絶大な効果を発揮します。

 

冒頭を見てみましょう。弦楽器全体でリズミカルな音型を

2回演奏した後に、ティンパニが出てきて、その後また弦楽器が出てきますね。

合わせて4回。

4回それぞれの音は「レ、ラ、ファ、レ」と、和音をきれいに降りてきています。

あれ... みなさん気付きましたか?? こんな風になってるんですよ。

 

弦楽器「レレレ!ラララ!」

ティンパニ「ファファファ!」

弦楽器「レレレ...」

 

そうです。ティンパニは悪代官なんです。

弦楽器はひれ伏すのみ...

 

なんだか言いたいことがよくわからなくなってしまいましたが、

ともかくティンパニは、この後も曲中ずっとファの音を活用して大活躍するんです。

しかも大体音型は

 

ティンパニ「ファファファ!」

 

です。

 

さて、おふざけはこれくらいにして...

 

アフリカ系アメリカ人も、喜びの歌をこういう風にアレンジして歌ってますよ!

「天使にラブ・ソングを2」より

 

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さっきまでと全然雰囲気が違いますよね。

歌って、踊って。こういう躍動感が出てくるのが

やはりアフリカン・アメリカンの音楽ですね!

みなさんはどっちのほうが好きですか?

 

Taka